2015年3月28日土曜日

邪気をもらうケースに注意

気功の習練をしたり、あるいは他人に気功の技法を使ってマッサージするときに注意しないといけないのは、邪気をもらってしまうことです。

私は幸い、師匠になってくれた友人がかなり強力だったため、何かあっては彼に払ってもらい、また自分でも彼の技法の真似をしながら払っていきました。それでも、修行を本格的にし始めた頃は、パワーはあまり上がらないまま気の感度だけ上がってしまい、ちょっとしたことで邪気をもらってしまうことがありました。

自分の経験では邪気には3種類あるような気がします。1つめは単なるネガティブな性質をもったエネルギー、いわゆるケガレというべき性質をもったものです。

2つめは人のネガティブな念が乗ったエネルギー。人の苦しみ、悲しみ、恨みが乗ったものです。見る人が見たら幽霊のように感じるかもしれません。ただし念はあってもテープレコーダーのようなものですから感情や思いの変化というのはあまり感じられず、ある一定の感じしかありません。

3つめは何か実体はないけど、「意識」を持つもの。私はそちら系の能力はあまり開発していないので詳しくは分かりませんが、生霊や死霊など人間の幽霊か、自然霊か、それとも精霊とか妖精のようなものか。

こちらの思いに対して、何か反応があるので、意識があるのではないかと思っています。私の師匠によると、民話とか文学とかに出てくるような、いろいろなものがこの世界には存在しているそうです。ただ修行の本筋ではないので、私みたいにあまり詳細に知覚できない方がいいような気もします。

もう1つ注意しないといけないのが人間です。わりと物事を人のせいにする傾向のある人などは、人の気を取って、自分の邪気を人に押し付けようとします。中途半端な技量の段階でそういう人と関わったり、たとえばマッサージとかすると、相手は爽快で元気になり、こちらはどーんと疲れるというケースがあります。

何か自分だけのお守りや御札を保持したり、何か特定の宗教に信仰心や(そこまで行かなくても)共感を覚えるものがあれば、たとえばキリスト教であれば守護天使をイメージしたり、密教であれば不動明王のイメージに加護していただく、自分にゆかりのあるイメージがあれば龍とか猛獣をイメージしたり。

気の世界というのは物質的でなくエネルギーとそれに形を与えるイメージの世界ですから、リアルにイメージできれば、それが自身のパワーになりますし、邪気を払ったり破壊する武器にもなります。

ただしむやみに邪気と対決するのも要らぬリスクを背負うこともありますから、お勧めしません。まずは穏やかに優しい気持ちで、淡々と暮らしていくことが修行を進めるうえで大事だとは思います。

2015年3月18日水曜日

生命エネルギーと身体を考えるきっかけ

それまで気が向いたときに適当に練習していて、ある程度気の玉を作ったり全身のあちこちに動かしたりはできるようになっていましたが、その先にあるもの、たとえば小周天まではできませんでした。

それでも少し本格的にやってみよう、と思ったのは、叔母がまだ50才の若さでガンで亡くなったときのことでした。けっこう見た目も美人でナイスバディな彼女でしたが、40代半ばで発症し、何度か治療と退院を繰り返し、けっこう最後は可哀想でした。

このとき、何か身体にはエネルギーの流れがあること、その流れが阻害されると病気になること、その流れが止まると生命が終わることなどを感じました。そして、もし自分で出来るものなら、その流れを促進したり強化することをしてみたいと思うようになりました。

このような流れが分かったというのは、結局入口付近をうろうろしていただけとはいえ、気功をやって感覚ができていたこと、また気の流れから見た世界観や人間観が自分の中に形成されていたからだと思います。

そのときも治療で苦しむ叔母に何度かマッサージをしたりしていますが、気感をもった上で病人の身体を観たことで、今思えばある種の気付きや経験が得られました。

今でも時折家族や身近な人に気功をベースにマッサージをすることがありますが、その方法論の土台になったのは、叔母へのマッサージだったように思います。


一言でいうと、手のひらで気感が分かるようになると、相手の身体の凝りや痛みの箇所が分かるようになります。ある種の視覚をもっている人になると、凝りや痛みの箇所のオーラがくすんで見えたり黒ずんでみえる人もいるようです。

私には視覚的には分かりませんが、相手の首とか肩、背中を手のひらで接触させずに5cmくらい離してスキャンしていくと、血流の落ちているところで独特のモワッとしたような感じや、そこだけ目に見えないコブのようなものがあって引っ掛かる感じ、あるいはそこだけ周囲と温度が異なる感じがあります。

そこだけ周囲より少し生暖かい感じがするときは血液が流れているけど、老廃物が溜まっている(うっ血している)感じ、また少し冷えた感じがするときは血行が悪いのではないかと思っています。

いずれにせよ、老廃物が溜まっているようであれば、少し強めに手を添えて老廃物を押し出すような意識でそこから血流のいいところまでヘドロを押しやります。反対に血流が足りないようであれば、自分の手のひらの温度でその部位を温めて血管を伸長させつつ、張りや凝りをほぐして、周囲の血流がこちらにも流れこむような意識で押すといいでしょう。

闇雲に指圧するより、このように気感で相手の身体を観つつ、エネルギーがまんべんなく流れるように張りや凝りを刺激してバランスを整えていくというのが、施術者も効率がいいし、やられている方もツボに入ったという感覚を得られるように思います。

2015年3月17日火曜日

次の習練: 気の玉を自在に動かす

高校生の頃から高藤師の本を見ながら、気功の修行を始めました。

まずは手のひらで気感を感じる練習。これは前述のように、わりと手掌の感覚が良かったのか、すぐできるようになりました。

次に手と手の間に意識を集中して気の玉を作る練習。その玉に周辺の気をどんどん送り込んで玉のサイズを大きくしたり、意識でぎゅっと潰したり、あるいは実際に両手掌の間隔を狭めて、それでゴムボールを潰したような玉の反発力を感じたり。

気の玉がいつでも作れるようになったら、今度はその玉を手のひらの真ん中のツボ(労宮)から腕の中を通して手首→肘→肩→肩甲骨と通し、今度は反対側の肩甲骨→二の腕の裏→肘→手首→反対の手の労宮と通していきます。

このとき腕全体に気を通すより、従来より知られている気の流れるルート=経絡を使うとやりやすいです。親指から上腕部の内側を通すから、手のひらの真ん中から腕の中央部を通すか、あるいは小指側から上腕部の外側を通すか。

いずれでもいいので、なるべく微細な感覚を感じつつ、自分の身体をなるべく細分化して感じることができると、今後の習練に役立ちます。

この気の玉を作って片方の手掌からもう片方まで通す習練ですが、最初は片方はできても、もう片方はやりにくいはずです。古典によると気の流れは男は右、女は左とか、男は背中を通って身体の前面から気が下りるとか、女は逆に前から上がって背中から下りるなど、性差があると言われています。

でも、だんだん慣れてきて感覚が鋭敏になり、なおかつ気を集める力が付いてきて気のパワーが上がってくると、あまり場所とか方向は気にせず、自在に動かせるようになるはずです。

まずは流しやすい、流しにくいの違いを感じつつ、力まずに流しやすい方向に確実にエネルギーを流すことができて、その感覚がはっきり分かればいいと思います。

2015年3月15日日曜日

気功の原点

見た目は普通に、妻と一人息子とさほど贅沢もせず暮らしています。でも一つだけ違うのは、生活の中に「気」の世界があることです。

そもそも「気」に興味を持つようになったのは、中学生くらいの頃に見ていたオカルト雑誌「ムー」の特集記事でした。

今ではオカルトをテーマにしたエンターテイメント雑誌だと分かっていますが、当時はけっこう真面目に読んでいて、その中の特集で「中国の謎の超能力者、気功師たち」というテーマの特集があったのです。

今思えば、医療気功や別に気でなく、身体の力を柔らかく上手く使う武術技法のことなど、かなり混乱した内容であったとは思います。とはいえ、数名のオカルト好きの友人とともに、手のひらを擦り合わせて、5~10cmくらいの間隔に遠ざける練習に熱中していました。

私はわりとすぐに感覚が分かるようになり、何だか手のひらに温かいような、磁石の同じ極同士が反発し合うような妙な感じが面白くて、しばらくその練習を続けていました。ちなみに当時の友人たちは数日で飽きてしまっていたと思います。

私は結局雑誌の宣伝に乗ってしまい、その中で紹介されていた高藤聡一郎師の仙道入門をすぐに買ってしまいました。ちなみに当時に買った本を今でも持っています。高藤師が学研で本を出す前に大陸書房から出していた仙道入門やそのシリーズの方が内容的にはお勧めなのですが、残念ながら絶版で入手は困難です(私は20代のときに、幸い近所の古本屋でゲットでき、今でも保管していますが)。

大人になってから、(いずれお話しますが)それなりの技能をもった友人と出会い、本格的な気功修行、というか正確にいうと、ほとんど気功の源流である仙道の修行を数年間することになったのですが、手のひらの気感の習練は行き詰まったときに戻るべき基礎として戻って来るべき原点であると、今でも思っています。

ここ数年はほとんど習練はしていませんが、自転車と同じで一度身に付けた技能はそれなりに覚えているものです。そして、これからまた習練を再開したいと思い始め、また同時に、いくつかのノウハウ ~それが気功の秘伝なのか、それとも単に個人的に役立ったコツなのかは保証できませんが~なども後進にお伝えできればとも思います。