それまで気が向いたときに適当に練習していて、ある程度気の玉を作ったり全身のあちこちに動かしたりはできるようになっていましたが、その先にあるもの、たとえば小周天まではできませんでした。
それでも少し本格的にやってみよう、と思ったのは、叔母がまだ50才の若さでガンで亡くなったときのことでした。けっこう見た目も美人でナイスバディな彼女でしたが、40代半ばで発症し、何度か治療と退院を繰り返し、けっこう最後は可哀想でした。
このとき、何か身体にはエネルギーの流れがあること、その流れが阻害されると病気になること、その流れが止まると生命が終わることなどを感じました。そして、もし自分で出来るものなら、その流れを促進したり強化することをしてみたいと思うようになりました。
このような流れが分かったというのは、結局入口付近をうろうろしていただけとはいえ、気功をやって感覚ができていたこと、また気の流れから見た世界観や人間観が自分の中に形成されていたからだと思います。
そのときも治療で苦しむ叔母に何度かマッサージをしたりしていますが、気感をもった上で病人の身体を観たことで、今思えばある種の気付きや経験が得られました。
今でも時折家族や身近な人に気功をベースにマッサージをすることがありますが、その方法論の土台になったのは、叔母へのマッサージだったように思います。
一言でいうと、手のひらで気感が分かるようになると、相手の身体の凝りや痛みの箇所が分かるようになります。ある種の視覚をもっている人になると、凝りや痛みの箇所のオーラがくすんで見えたり黒ずんでみえる人もいるようです。
私には視覚的には分かりませんが、相手の首とか肩、背中を手のひらで接触させずに5cmくらい離してスキャンしていくと、血流の落ちているところで独特のモワッとしたような感じや、そこだけ目に見えないコブのようなものがあって引っ掛かる感じ、あるいはそこだけ周囲と温度が異なる感じがあります。
そこだけ周囲より少し生暖かい感じがするときは血液が流れているけど、老廃物が溜まっている(うっ血している)感じ、また少し冷えた感じがするときは血行が悪いのではないかと思っています。
いずれにせよ、老廃物が溜まっているようであれば、少し強めに手を添えて老廃物を押し出すような意識でそこから血流のいいところまでヘドロを押しやります。反対に血流が足りないようであれば、自分の手のひらの温度でその部位を温めて血管を伸長させつつ、張りや凝りをほぐして、周囲の血流がこちらにも流れこむような意識で押すといいでしょう。
闇雲に指圧するより、このように気感で相手の身体を観つつ、エネルギーがまんべんなく流れるように張りや凝りを刺激してバランスを整えていくというのが、施術者も効率がいいし、やられている方もツボに入ったという感覚を得られるように思います。
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